【相続専門FPが解説】

家族信託の進め方と手続きについて

家族信託とは、「信頼をする家族に自分の財産を信じて託す」ことをいいます。

近年、メディアなどで「認知症」や「空き家問題」が社会問題として取り上げられてきました。家族信託は、これらの問題の解決策として注目されています。

家族信託を利用することによって、主に次のことができるようになります。

• 不動産所有者が認知症になった場合でも、信頼できる家族に財産を信じて託すことによって、売却・賃貸などができるようになる。
• 財産を孫の代まで指定し、承継することができるようになる。
• 会社経営者が会社経営権を留保したまま、信頼できる家族に株式を信じて託すことにより、会社の経営権を維持したまま会社を承継することができるようになる。
• 共有名義の不動産がある場合、共有者の一人に売却や管理権を信じて託し、売却などのタイミングを逃さずに売却・管理などができるようになる。

STEP1　ご相談

STEP2　家族信託の方針を決定・家族信託提案書の作成

STEP3　家族・親族などの関係者と面談・説明

STEP4　家族信託契約書作成

STEP5　公正証書による家族信託契約の締結

STEP6　信託口座の開設

STEP7　信託登記

まずはお気軽にご相談ください。

経験豊富な専門家が、お客様のご相談内容を親身にお聞きします。

ご相談でお聞きした内容から家族信託の方針を決定し、「家族信託提案書」を作成します。

作成した「家族信託提案書」をもとに家族・親族などの関係者様にご説明し、同意をいただきます。この時、関係者様のお気持ちによっては「家族信託提案書」を修正する場合があります。

当センターが、家族信託契約書を作成し、公証役場の公証人と事前打ち合わせをします。

関係者の中で、財産を託す者と財産を託される者の2人が公証役場に出向き、家族信託契約書を締結します。

※公証人がお客様のお住まいまで出張することも可能です。

公正証書にした家族信託契約書の写しを金融機関に提出することで、家族信託専用の信託口座を開設することができます。

ご家族に不動産を信じて託す場合、信託登記が必要になります。信託登記は司法書士がおこないます。

いかがでしょうか。

家族信託をする場合、

STEP1　ご相談

STEP2　家族信託の方針を決定・家族信託提案書の作成

STEP3　家族・親族などの関係者と面談・説明

STEP4　家族信託契約書作成

STEP5　公正証書による家族信託契約の締結

STEP6　信託口座の開設

STEP7　信託登記

のSTEPとおりに進めていくとスムーズです。

全ての手続きが終わるまでにおおむね1か月半から3ヶ月程度かかるということを留意しておきましょう。

そして、家族信託がスタートすると信託財産を託された者が、信託契約の権限の範囲内で信託財産の管理運用処分をおこなうことができます。

家族信託についてかんたんに解説しました。

家族信託はオーダーメイド要素が強く、ケースによって手続きの流れは異なります。

家族信託について詳しく知りたい方は、お電話またはフォームよりお問い合わせください。お待ちしております。